JR九州労組議員団は4月3日、昨年の九州北部豪雨で甚大な被害を受けた久大本線、日田彦山線の現地視察を行うとともに、被災線区の復旧にむけた意見交換会を開催した。
現地視察では、橋りょうが流失した花月川橋りょう(久大本線・光岡~日田間)や、大量の土砂が流入した筑前岩屋駅構内(日田彦山線)をはじめ、特に甚大な被害を受けた箇所を中心に視察。いまなお残る豪雨災害の爪痕を見て、驚きを隠すことはできなかった。
意見交換会では、鉄道として復旧してほしいとの地域の声や地元自治体の要望などを確認したうえで、鉄道ネットワークを将来にわたり残していくための方策を議論。過去の災害復旧事例の紹介や、鉄道軌道整備法改正の動向など多岐に渡る意見交換が行われた。
JR九州労組議員団は、今後も継続して意見交換・情報交換等の取り組みを行い、具体的な活動を検討していくことを確認。日田彦山線の復旧にむけた活動の第一歩となった。